玩具市場の2019年度は前年を割るも、2020年度は堅調推移を予測
2021年01月08日
矢野経済研究所は、国内の玩具市場を調査し、現況、玩具分野別や参入企業の動向、および将来展望を明らかにしました。2019年度の国内玩具市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、主要9品目で前年度比4.0%減の6,402億円、テレビゲームを除く主要8品目(電子玩具、模型・ホビー、男児玩具、女児玩具、ゲーム類、季節物、基礎玩具、ぬいぐるみ)では同4.7%減の3,352億円と推計しました。
2020年度の同市場は、主要9品目で前年度比4.7%増の6,705億円、テレビゲームを除く主要8品目では同0.1%増の3,355億円を予測しています。主要8品目においては、ジグソーパズル、アナログゲーム市場などが巣ごもり需要を受け前年度比で二桁増を記録するものと予測していますが、合計して全体の3割ほどを占める男児玩具と女児玩具ともに、苦戦している状況が続いているため、前年度比では横ばいの予測です。テレビゲームを含めた主要9品目に関しては、巣ごもり需要に加えて、新たなハードウェアが投入されたことから、拡大するものと考えられます。
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